未経験から経理になるには?資格・求人選び・転職準備を解説

「未経験から経理になるには、何から始めればいい?」
「簿記の資格は必要?」
「経理未経験でも応募できる求人はあるの?」

経理は専門性がある仕事なので、未経験から目指す場合は不安を感じやすい職種です。

実際、経理求人では実務経験を求められることも多く、何も準備せずに応募すると苦戦することがあります。

ただし、未経験から経理を目指すことは不可能ではありません。

大事なのは、資格・スキル・求人選び・応募書類をセットで準備することです。

この記事では、未経験から経理になるために必要な準備、役立つ資格、求人の選び方、転職活動の進め方をわかりやすく解説します。

目次

未経験から経理になることはできる?

未経験から経理になることはできます。

ただし、いきなり経験者向けの経理求人に応募しても、採用されにくいことがあります。

経理は会社のお金を扱う仕事です。

そのため、企業側は正確さ、責任感、基礎知識、実務経験を重視しやすいです。

未経験から経理を目指すなら、最初から完璧な経理職を狙うより、入口を広げることが大切です。

たとえば、次のようなルートがあります。

  • 経理補助から始める
  • 一般事務から経理業務に関わる
  • 営業事務で請求書や売上管理に関わる
  • 派遣や契約社員で経理事務に挑戦する
  • 小規模企業のバックオフィス業務から経験を積む

最初の仕事で経理経験を少しでも積めると、次の転職で選択肢が広がりやすくなります。

未経験から経理を目指すなら、「経理職に一発で転職する」だけでなく、「経理に近い仕事から経験を作る」視点も大切です。

未経験から経理を目指す人に必要な準備

未経験から経理を目指すなら、次の4つを準備しましょう。

  • 簿記の基礎知識
  • Excelやパソコンスキル
  • 経理に近い求人の見極め
  • 応募書類でのアピール内容

資格だけを取れば必ず採用されるわけではありません。

逆に、資格がなくても事務経験やExcelスキルがあれば、経理補助に応募できる場合もあります。

大事なのは、「経理の仕事に必要な土台を作っている」と伝えられる状態にすることです。

未経験から経理を目指すなら簿記は取るべき?

未経験から経理を目指すなら、簿記の資格は取っておくと有利です。

特に、経理経験がない人にとって、簿記は会計の基礎を学んでいることを示す材料になります。

まず目指しやすいのは、日商簿記3級です。

簿記3級では、仕訳、勘定科目、決算の基礎などを学びます。

経理補助や一般事務を目指す段階なら、簿記3級でもアピール材料になります。

一方で、経理職を本気で目指すなら、簿記2級まで検討するとよいでしょう。

資格 向いている人 転職での使い方
簿記3級 初めて経理を目指す人 会計の基礎を学んだことを伝えやすい
簿記2級 経理職を本気で狙いたい人 より専門的な知識をアピールしやすい
MOS・Excel系資格 パソコン操作に不安がある人 事務処理・表計算スキルの補強になる

未経験者は、まず簿記3級で土台を作り、求人を見ながら簿記2級へ進むか考えるのがおすすめです。

資格を取ること自体がゴールではありません。

資格を使って、どの求人に応募するかまで考えることが大切です。

経理の仕事で必要なスキル

経理の仕事では、簿記の知識だけでなく、実務で使うスキルも必要です。

未経験から目指す場合は、まず次のスキルを意識しましょう。

  • Excelの基本操作
  • 正確なデータ入力
  • 数字の確認作業
  • 請求書や領収書への理解
  • 会計ソフトへの抵抗感をなくすこと
  • 社内外とのやり取り

経理は黙々と数字だけを扱う仕事と思われがちですが、実際には確認や連絡も多い仕事です。

請求書の内容を確認したり、部署に不明点を聞いたり、取引先とやり取りしたりする場面もあります。

そのため、正確さだけでなく、基本的なコミュニケーション力も大切です。

Excelで覚えておきたい操作

未経験から経理を目指すなら、Excelの基本操作は身につけておきましょう。

  • 表の作成
  • 四則演算
  • SUM関数
  • AVERAGE関数
  • IF関数
  • VLOOKUPまたはXLOOKUP
  • フィルター
  • 簡単な集計

最初からマクロや高度な関数まで覚える必要はありません。

求人票に「Excel基本操作」と書かれている場合、まずは表作成・関数・フィルターあたりを使えるようにしておくと安心です。

未経験者が狙いやすい経理求人の種類

未経験から経理を目指すなら、求人選びがかなり重要です。

経験者向けの求人ばかりに応募すると、なかなか選考に進めないことがあります。

最初は、未経験者でも応募しやすい求人を探しましょう。

狙いやすい求人は次のようなものです。

  • 経理補助
  • 経理事務
  • 会計入力補助
  • 請求書処理
  • 一般事務兼経理補助
  • 営業事務
  • 小規模企業のバックオフィス

求人票を見るときは、職種名だけでなく、仕事内容を確認することが大切です。

「経理」と書かれていても、経験者向けの決算業務が中心の求人もあります。

一方で、「一般事務」と書かれていても、請求書処理や入金確認など、経理に近い業務が含まれている場合もあります。

未経験者は、職種名だけで判断せず、仕事内容に経理業務が含まれているかを見るようにしましょう。

求人票で見るべきポイント

未経験から経理を目指すなら、求人票では次のポイントを確認しましょう。

  • 未経験OKと書かれているか
  • 経理補助・アシスタント業務か
  • 簿記3級歓迎と書かれているか
  • Excel基本操作で応募できるか
  • 教育体制や引き継ぎがあるか
  • いきなり決算業務を任されないか

特に未経験者は、「未経験OK」という言葉だけで安心しすぎない方がいいです。

仕事内容を見て、いきなり一人で経理全般を任されるような求人は慎重に判断しましょう。

最初は、先輩社員がいる環境や、経理補助から始められる求人の方が安心です。

求人票の言葉 見方
未経験OK 応募しやすいが、仕事内容の確認は必要
簿記3級歓迎 資格が評価材料になる可能性あり
経理補助 未経験者の入口になりやすい
月次決算経験 経験者向けの可能性が高い
一人経理 未経験者は慎重に判断した方がよい

未経験から経理を目指す転職準備

未経験から経理を目指すなら、応募前に次の準備をしておきましょう。

  1. 簿記3級または簿記2級の学習を進める
  2. Excelの基本操作を復習する
  3. 経理補助・一般事務の求人を見る
  4. 履歴書と職務経歴書を作る
  5. 自己PRで経理を目指す理由を整理する

特に大切なのは、自己PRです。

未経験者の場合、過去の経理経験をアピールできないため、なぜ経理を目指すのか、どんな準備をしているのかを伝える必要があります。

たとえば、次のように整理できます。

自己PR例:

未経験から経理職に挑戦するため、日商簿記3級の学習を通じて、仕訳や勘定科目、会社のお金の流れについて基礎から学びました。前職では正確な事務処理や確認作業を意識して業務に取り組んできました。今後はExcelや会計ソフトの操作も身につけ、経理補助として正確で丁寧な業務を行えるよう努力していきたいと考えています。

ポイントは、資格名だけで終わらせないことです。

「学んだこと」「前職で活かせる経験」「これから身につけたいこと」をセットで伝えると、未経験でも前向きな印象になります。

未経験者が避けたい求人

未経験から経理を目指す場合、避けた方がいい求人もあります。

たとえば、次のような求人は慎重に見ましょう。

  • 一人経理を任される求人
  • 引き継ぎ期間が短すぎる求人
  • 経理全般を一人で担当する求人
  • 決算業務の経験が必須の求人
  • 未経験OKなのに仕事内容が高度すぎる求人

もちろん、すべてが悪い求人というわけではありません。

ただ、未経験者にとっては負担が大きくなりやすいです。

最初の経理経験は、できれば教えてもらえる環境で積む方が安心です。

求人を見るときは、給与や勤務地だけでなく、教育体制・業務範囲・質問できる相手がいるかも確認しましょう。

一般事務から経理を目指すルートもある

未経験から経理に直接転職するのが難しい場合は、一般事務から経理に近づくルートもあります。

一般事務の中には、請求書処理、売上管理、入金確認、経費精算など、経理に近い業務を含む求人があります。

こうした業務を経験できると、次の転職で経理経験として話しやすくなります。

一般事務から経理を目指す場合は、次のような業務に注目しましょう。

  • 請求書の作成・確認
  • 売上データの入力
  • 入金確認
  • 経費精算
  • 会計ソフトへの入力補助
  • 小口現金の管理

最初から経理職だけに絞ると求人が少ない場合でも、経理に近い事務職まで広げると選択肢が増えます。

未経験者は「経理そのもの」だけでなく、「経理に近い事務」も候補に入れると動きやすくなります。

未経験から経理になるための行動プラン

何から始めればいいかわからない人は、次の順番で進めてみましょう。

ステップ やること 目的
STEP1 簿記3級を学ぶ 会計の基礎を作る
STEP2 Excelを復習する 事務・経理の実務に近づける
STEP3 求人票を見る 必要スキルを知る
STEP4 応募書類を作る 転職活動を始められる状態にする
STEP5 経理補助・一般事務に応募する 実務経験の入口を作る

完璧に準備してから動こうとすると、なかなか転職活動が始まりません。

まずは求人を見るだけでもOKです。

求人を見ることで、自分に足りない資格やスキルが見えてきます。

そのうえで、簿記、Excel、応募書類を少しずつ整えていきましょう。

まとめ:未経験から経理になるには資格と求人選びをセットで考える

未経験から経理になることは可能です。

ただし、資格だけで転職が決まるわけではありません。

未経験から経理を目指すなら、簿記3級や簿記2級で会計の基礎を学び、Excelやパソコンスキルも身につけておくことが大切です。

また、求人選びでは、いきなり経験者向けの経理職だけを狙うのではなく、経理補助、一般事務、営業事務、会計入力補助なども視野に入れましょう。

未経験から経理になるには、「資格を取る」「スキルを身につける」「応募できる求人を見つける」をセットで進めることが大切です。

まずは簿記3級で会計の基礎を作り、求人を見ながら自分に必要な準備を進めていきましょう。

簿記3級を転職にどう活かすか知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

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