「簿記3級に受かったけど、この後どうすればいい?」
「未経験から経理や事務に転職するには、次に何をすべき?」
「簿記2級まで取らないと意味ないのかな?」
簿記3級に合格すると、会計の基礎知識が身についた状態になります。
ただし、簿記3級に受かっただけで、自動的に経理転職が決まるわけではありません。
大事なのは、簿記3級を取った後に、どう仕事につなげるかです。
未経験から事務・経理系を目指すなら、資格取得後の行動で差がつきます。
この記事では、簿記3級に受かった後にやるべきこと、未経験から事務・経理転職につなげる行動プランをわかりやすく解説します。
簿記3級に受かった後は何をするべき?
簿記3級に受かった後は、まず「次の目的」を決めることが大切です。
目的によって、次にやることが変わるからです。
たとえば、経理職を目指したい人と、一般事務に応募したい人では、必要な準備が少し違います。
簿記3級に受かった後の主な選択肢は、次の4つです。
- 簿記2級を目指す
- Excelやパソコンスキルを身につける
- 経理補助・一般事務の求人を探す
- 履歴書や自己PRで簿記3級をアピールする
どれか1つだけを選ぶ必要はありません。
未経験から転職を目指すなら、簿記3級+実務に近いスキル+求人応募を並行して進めるのがおすすめです。
まずは簿記3級をどう活かしたいか決める
簿記3級に受かった後は、まず自分がどの方向に進みたいのかを整理しましょう。
簿記3級は、経理だけでなく、事務職や営業事務、会計事務所の補助業務などでも役立つことがあります。
ただし、求人によって評価され方は違います。
| 目指す仕事 | 簿記3級の活かし方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 経理補助 | 会計の基礎知識としてアピールしやすい | Excel・会計ソフトも学ぶ |
| 一般事務 | 数字や請求書に強い事務として見せやすい | PCスキルを強化する |
| 営業事務 | 請求書・売上管理の理解に役立つ | Excelとコミュニケーション力を整理する |
| 会計事務所補助 | 応募時の最低限の知識として使える | 簿記2級も検討する |
簿記3級は「持っていれば必ず採用される資格」ではありません。
でも、未経験でも会計の基礎を学んでいることを伝える材料にはなります。
だからこそ、資格だけで終わらせず、応募したい職種に合わせて次の準備を進めることが大切です。
簿記2級を目指すべき人・目指さなくてもいい人
簿記3級に受かった後に迷いやすいのが、「簿記2級まで取るべきか」です。
結論から言うと、経理職を本気で目指すなら簿記2級はかなり有利です。
ただし、全員がすぐに簿記2級を目指す必要はありません。
簿記2級を目指した方がいい人
- 経理職として転職したい
- 将来的に決算業務にも関わりたい
- 経理経験者と比較される求人に応募したい
- 会計事務所や専門性のある仕事も視野に入れている
- 簿記3級だけでは不安がある
経理求人では、簿記2級を歓迎条件にしているものもあります。
そのため、経理職をしっかり狙いたいなら、簿記2級まで進める価値はあります。
すぐに簿記2級を目指さなくてもいい人
- まずは一般事務や経理補助から始めたい
- 早めに転職活動を始めたい
- 勉強より実務経験を優先したい
- PCスキルやExcelに不安がある
未経験の場合、簿記2級を取るまで転職活動を止める必要はありません。
特に、経理補助や一般事務を目指すなら、簿記3級を持った状態で応募しながら、Excelや実務に近いスキルを身につける方が現実的な場合もあります。
大事なのは、資格取得だけに時間を使いすぎないことです。
Excel・パソコンスキルを身につける
簿記3級に受かった後、未経験から事務・経理系を目指すなら、Excelやパソコンスキルもかなり大事です。
経理や事務の仕事では、会計知識だけでなく、データ入力、表作成、請求書確認、集計作業などがよくあります。
そのため、簿記3級に加えて、Excelの基本操作ができると応募時にアピールしやすくなります。
まず身につけたいExcelスキルは、次のようなものです。
- 表の作成
- 四則演算
- SUM関数
- AVERAGE関数
- IF関数
- VLOOKUPまたはXLOOKUP
- フィルター機能
- 簡単な集計
最初から高度な関数やマクロまで覚える必要はありません。
未経験者の場合は、まず基本的な表作成と関数を使えることを目指しましょう。
求人票に「Excel基本操作」と書かれている場合、このあたりを使えると安心です。
会計ソフトに少し触れておく
簿記3級に受かった後は、会計ソフトに少し触れておくのもおすすめです。
実際の経理業務では、手書きで仕訳をするより、会計ソフトに入力する場面が多いです。
代表的な会計ソフトには、弥生、freee、マネーフォワードクラウドなどがあります。
未経験の段階で完璧に使いこなす必要はありません。
ただ、画面の雰囲気や、取引入力の流れを見ておくだけでも、実務のイメージがつきやすくなります。
たとえば、次のようなことを確認してみるといいです。
- 売上や経費をどこに入力するのか
- 請求書や領収書の情報をどう扱うのか
- 勘定科目がどのように表示されるのか
- レポートや帳簿がどう作られるのか
簿記3級で学んだ知識が、実務ではどう使われるのかを知ると、転職活動でも話しやすくなります。
「資格は取ったけど実務のイメージがありません」より、「会計ソフトの基本画面も確認しています」と言える方が、前向きな印象になります。
経理補助・一般事務の求人を見てみる
簿記3級に受かった後は、実際に求人を見てみましょう。
まだ応募するか決めていなくても、求人を見ることで、どんなスキルが求められているのか分かります。
未経験から狙いやすいのは、いきなり一人で経理を任される求人ではなく、次のような仕事です。
- 経理補助
- 一般事務
- 営業事務
- 会計入力補助
- 請求書処理
- データ入力
- 小規模企業のバックオフィス業務
求人票を見るときは、次の言葉に注目しましょう。
- 未経験OK
- 簿記3級歓迎
- 経理補助
- 事務経験歓迎
- Excel基本操作
- 会計ソフト使用経験歓迎
「簿記3級必須」と書かれている求人は、応募条件として求められている可能性があります。
一方で、「簿記3級歓迎」と書かれている求人は、必須ではないけれど評価材料になる場合があります。
未経験の場合は、必須条件より歓迎条件に注目すると応募できる求人を見つけやすいです。
履歴書・職務経歴書で簿記3級をどう書く?
簿記3級に受かったら、履歴書の資格欄に書けます。
一般的には、次のように書くと分かりやすいです。
例:日本商工会議所 簿記検定試験 3級 合格
または、履歴書の形式に合わせて、次のように書いてもOKです。
日商簿記検定3級 合格
職務経歴書や自己PRでは、資格名だけでなく、なぜ取得したのかも伝えると効果的です。
たとえば、未経験から経理補助を目指す場合は、次のように書けます。
自己PR例:
未経験から事務・経理系の仕事に挑戦するため、日商簿記3級を取得しました。学習を通じて、仕訳や勘定科目、会社のお金の流れについて基礎から理解しました。今後はExcelや会計ソフトの操作も身につけ、経理補助や事務業務で正確に仕事を進められるよう努力していきたいと考えています。
このように、資格そのものよりも、資格を取った目的と今後の行動まで書くと印象が良くなります。
簿記3級取得後の30日行動プラン
簿記3級に受かった後、何から始めればいいか迷う人は、30日単位で行動を決めると動きやすくなります。
| 期間 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1週目 | 求人票を見て必要スキルを確認する | 転職に必要な条件を知る |
| 2週目 | Excelの基本操作を復習する | 事務・経理の実務に近づける |
| 3週目 | 履歴書・職務経歴書を作る | 応募準備を始める |
| 4週目 | 経理補助・一般事務に応募してみる | 実際に転職活動を動かす |
最初から完璧に準備しようとすると、なかなか動けません。
まずは求人を見て、今の自分に足りないものを確認することから始めましょう。
そのうえで、Excel、会計ソフト、応募書類を少しずつ整えていけばOKです。
簿記3級に受かった後は、勉強だけで止まらず、求人を見るところまで進むのが大切です。
未経験から経理転職を目指すなら焦りすぎない
未経験から経理転職を目指す場合、すぐに正社員の経理職に決まらないこともあります。
これは珍しいことではありません。
経理は会社のお金を扱う仕事なので、実務経験が重視されやすいです。
そのため、未経験の場合は、いきなり理想の求人だけを狙うより、入口を広げることが大切です。
たとえば、次のようなルートもあります。
- 一般事務から経理業務に関わる
- 経理補助から経験を積む
- 派遣で経理事務に挑戦する
- 小規模企業のバックオフィス業務から始める
- 簿記2級を目指しながら応募を続ける
最初から完璧な経理職を狙わなくても、実務経験を積めば次の選択肢が広がります。
簿記3級は、その最初の入口として使うイメージです。
まとめ:簿記3級に受かった後は仕事につなげる行動が大事
簿記3級に受かった後は、資格を取って終わりにしないことが大切です。
経理職を本気で目指すなら簿記2級を検討する価値があります。
一方で、未経験から事務・経理補助を目指すなら、簿記3級を持った状態で求人を見たり、Excelや会計ソフトの基本を学んだりすることも大事です。
履歴書や自己PRでは、資格名だけでなく、なぜ取得したのか、今後どう活かしたいのかまで伝えましょう。
簿記3級はゴールではなく、キャリアを変えるためのスタートラインです。
受かった後の行動を決めて、少しずつ事務・経理転職につなげていきましょう。
簿記3級の転職での評価や勉強方法について知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
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